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私たちのゴミはどこへ行く~燃やしたらなくなると思っていませんか?報告

2012.07.23(16:14) 82

私たちのゴミはどこへ行く?~燃やしたらなくなると思っていませんか?~
日時:6月21日(木)
講師:瀬戸 昌之氏
(東京農工大学名誉教授)
会場:多摩ニュータウン環境組合
エコにこセンター多目的室
パワーポイントもOHPも使わず私たちの間に入って、その場で疑問に答え、意見を聞いてのコミュニケーションのとれた学習会でした。
◇「燃やして、埋める」のごみ処理行政の問題点
①環境を汚染する
*燃やす過程でCO2、猛毒ダイオキシンなど環境
 ホルモン、カドミウムなどの重金属の発生
*埋めることで、土壌、地下水、海水を汚染する
②巨額の税金を使う
*日本の自治体は、焼却炉や埋立地の建設費、維持費に、ごみ1tあたり約8万円の税金を使用
 原油は1t 5~6万円
③不法投棄を促進する
◇ごみの資源化
①紙ごみの資源化
*毎年3100万トンの紙ごみのうち、2200万トンを収集し、再生紙業者は1800万トンを再生紙にしている。残り400万トンは中国へ輸出。
ここでは、物質循環と雇用が生まれる。
②生ごみの資源化
*新鮮で異物のない生ごみは、家畜のえさに、やや古い生ごみは、堆肥に、更に古いものは、メタンガス発酵ができる。
よく、「生ごみを堆肥化しても受け皿がない」と言われるが、500万ヘクタールの日本の農地に、1ヘクタールにつき生ごみ堆肥が10~20トン必要なので、5000万トンの堆肥が毎年必要になる計算になる。
◇「EPR(拡大生産者責任)で、ごみ問題を解決
ごみ問題の解消は、困難どころか、EPRを導入するだけでいっきに解決する。
生産者(メーカー)は、製品に責任を持つのみならず、廃棄された製品の処理まで責任を拡大する。
すべての製品の価格に、処理や資源化の費用を含めればよい。自動車リサイクル法は、それがうまくいっている例である。
◇震災がれき処理方針の問題点
「東北のがれきが、復興の邪魔になっている、早く他の県で受け入れるべき」と言われているが・・・
*がれきは復興に影響はない。すでに片付けられ邪魔にならない場所に保管されている。
阪神の震災では、がれきが2000万トン。
岩手と宮城で440万トン(この数字はよく変わる)、これを自分の県で焼却していくと、11年かかるといっている。しかし、がれきの8割近くが、建造物のコンクリで不燃ごみである。
*遠くへ運んで、焼却するとそれだけでCO2の排出など環境を汚染する。復興にかこつけてゼネコンが儲かる仕組みがそこにある。がれきの山を地域の労働を使って仕分けして、コンクリなどの不燃物は埋立に使う。燃やせる物は、地域の民間業者(例えばセメント工場などの燃料など)も活用し、運ばないで燃やす。
*急ぐべき事は、汚染されたがれきは、屋根つきで地下水を汚染しない場所に封じ込めることである。
OECD(経済協力開発機構)は公正な経済活動に不可欠な原則として、「汚染者負担の原則」を定めている。汚染者である東京電力の責任を税金で肩代わりする仕組みは、汚染者負担の原則を無視するものである。
*災害時やその後、国内外から寄せられた義援金や寄付金はどのように配分されたのだろうか?
など疑問もある。
私たちは、常に大きく目を開いて物事を見つめ、考えることが大切なことだと痛感しました。
午後は併設する「多摩ニュータウン環境組合」の清掃工場も見学し、有意義な1日でした。
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